高取山山頂(584m)に築かれた典型的な山城。南北朝以来、越智・本多・植村氏の居城として使われてきました。
その後、南朝方に属した高取の豪族、越智八郎が深谷峻崖の天険を利用した貝吹山城を築城。
郡山城主となった豊臣秀長の命を受けた本多氏が入城した際に、石塁を築き土塀を廻らし、本丸に大小の天守閣を起こた現在に名残を残している近世的城郭として整備されました。
現在は、あまりアクセスが良くありませんので事前に充分な準備が必要ですが、紅葉狩りに行くのであれば絶好のハイキングコースで、少し寒い朝型には雲海が見られます。
高取城へ登るルートは2つあり、ひとつは車で頂上付近まで行くルートで、こちらは降りてから10分もあれば行けます(駐車スペースがほとんどありませんから注意が必要)。
お勧めは近鉄壺阪山駅から約2時間ほどの徒歩のルート。
途中壷阪寺(大観音像も臨めます)もあります。
高取城は第1の城門から本丸までの高低差が日本最大で390mありますし、山城としては最大の敷地面積があります。
大手門跡の石垣に辿り着くとこれほどの城がなぜあまり知られていないのか、不思議な感覚に捕らわれます。
住所 | 〒635-0101 奈良県高市郡高取町大字高取 |
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HP | http://sightseeing.takatori.info/sightseeingspot/siroato.html |
34.4293872 135.8246734