入江 泰吉(いりえ たいきち)は終戦以降、奈良大和路の風景や仏像、祭事などの写真を丹念に撮影し続けた写真家で、彼の写真には白黒の時代からカラーまでありますが、既にもう見ることができなくなった、古の香りの漂う奈良の原風景から、変わりゆく古都の営みまで写し残されています。
しかもそのうちの多くの写真は、地形まで変わる事がない風土の中で今でも辿ることができ、同じ場所を探して歩く「入江泰吉の眼差し巡礼」とでもいうべき楽しみ方をされている人も少なくありません。
そんな入江の写真を一堂に集めて展示しているのが、「入江泰吉奈良写真美術館」です。
志賀直哉など多くの文人墨客との交わりの中で、写真の技術だけではなく、奈良の地を観る検眼の深さにもきっと感動を覚えるはずです。
1992(平成4)年1月16日、享年86歳で死去されましたが、2015年には近くに「入江泰吉旧居」もオープンしています。
併せて御覧になられると、奈良の地の美しさを再認識されることと思います。
住所 | 〒630-8301 奈良市高畑町600-1 |
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電話番号 | 0742-22-9811 |
FAX | 0742-22-9722 |
休業日 | 月曜日(祝日の場合は最も近い平日) |
営業時間 | 午前9時30分~午後5時(入館は午後4時30分まで) |
料金 | 一般・・・500円 |
HP | http://irietaikichi.jp/ |
34.675589 135.84542499999998