日本人は水と極めて結びつきが強い民族です。
水から学び、水に従ってきた歴史があり文化があります。
「すみません」と言うのも、水を濁らせてしまって「澄まない(済まないと同義語)」など、水に関わりのある言葉も豊富です。
そんな日本で水の神様として特定社として祀られているのが丹生川上神社三社です。
奈良県でも山深き里に鎮座するこの社は古くは「雨師明神」とされ、江戸時代は「蟻通明神」と呼ばれていました。
「水神祭(すいじんさい)」はそんな水の神様に因んで、水の恩恵に感謝するもので、全国から水を生業とする企業などの参詣者(東電や関電、その他ダム建築や湖岸工事業者などなど)が参拝し、その日は周辺には黒塗りの高級車で溢れると言う光景が見られます。
祭は水の神様へに祝詞が奉納され、次に黒馬・白馬(黒馬は慈雨をもたらす黒雲を、白馬は晴れた空に浮かぶ白雲を象徴しているそうです)と神楽の奉納をして、最後に参列者で榊が奉納されます。
因みに「三社」とあるのはここ中社と、川上村にある上社、下市町黒滝にある下社のことを言います。
5月には、この三社を巡り、それぞれ勝気海運、昇気福運、運気招福の御利益を巡る「丹生川上三社巡り」があります。
こちらもハイキングにドライブに最適です。日本人と水の関わりに改めて想いを馳せながら、1日巡るのにはピッタリのハイキングコースうです。
開催日 | |
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場所 | 丹生川上神社 |
住所 | 〒632-2431 奈良県吉野郡東吉野村小968 |
HP | http://www.niukawakami-jinja.jp/ |
34.3902608 135.9842529