2月第1日曜日に飛鳥坐神社(あすかにいますじんじゃ)で昔から静かに、且つ着実に行われてきたのがこの「おんだ祭り」です。
静かに行われてきたのには意味があります。
「おんだ祭り」とは「御田植祭り」のことで、まず実際に田植えをする時期の前に、神様の前で稲を植える仕草をしてみせ豊作を祈願する「御田植神事」が行われます。
次に、男女の姿に仮装した青年が、お多福の面と天狗の面を被って現れ、男女の和合をする仕草をする「夫婦和合」の儀式が行われます。
人間の和合が、やがては植物の繁栄に繋がるという行事で、慣れていないとかなり刺激的でもあります。
これが終わると紙で股間を拭く仕草があり、この紙が参拝客に撒かれます。
「拭く(福)の紙(神)」と言うわけでしょう。
最後に餅が撒かれて神事は終わります。
とは言って安心できません。
油断して帰り支度をしていると、先の割れた竹をもった人が、まだまだ誰彼構いなしにお尻を叩いて回っています。
結構強く叩かれますが、これも縁起物ですので叩かれて下さい。
飛鳥坐神社は産霊の神を祀っていて、境内には数多の陰陽石が並んでいて「子孫繁栄」「事業拡張」に御利益があります。
開催日 | |
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場所 | 飛鳥坐神社 |
住所 | 〒634-0103 奈良県高市郡明日香村飛鳥708 |
HP | https://asukamura.com/?p=6043 |
34.479735 135.82273540000006