通年開催日は1月14日と書いていますがこれは“旧暦”です。
決して派手さはありませんが、歴史が好きな方にとっては心や頭に沁み込んで行くような祭事であることには間違いはありません。
「国栖(くず)」とは「国栖・国樔」とも表しますが、国津神(くにつかみ)や先住土着を意味すると言われます。
「国栖奏(くずそう)」はかつて応神天皇(15代天皇で1700年以上前に即位されています)が吉野宮に行幸された際、歌舞・醴酒 (今でいう米麹てつくった甘酒)を奏上したことに因んだ儀式です。
奈良・平安時代では宮中の重要な行事の時は、国栖の住民たちが参内して奉納していました。
現在宮中への参内はなくなりましたが、この日に浄御原神社(きよみがはらじんじゃ)で奉納し、伝えられている祭事です。
狩衣、烏帽子姿で笏を持ったいで立ちで舞う姿は日本の芸能のルーツとも言われる由縁を感じさせます。
開催日 | |
---|---|
通年開催日 | 毎年旧暦1月14日 |
場所 | 浄見原神社(きよみはらじんじゃ) |
住所 | 〒639-3435 吉野郡吉野町南国栖1 |
電話番号 | 0746-32-3081 吉野町役場 産業観光振興課 観光交流室 |
HP | http://www.town.yoshino.nara.jp/kanko-event/welcome/year-event/kuzusou.html |
文化財登録 | 奈良県指定無形民俗文化財 |
34.3838146 135.9222237
この行事・イベントは終了しています。