「ひな会式」の名称から優雅な雛人形が並ぶ会式を想像しますが、そう思った方は全く違った祭事に驚くでしょう。
ここに並ぶのは財善童子(ぜんざいどうじ)その人の像です。
財善童子は華厳経に登場する求道者です。
資産家の家に産まれましたが自らの怠惰を反省し53人を訪ね、最後に普賢菩薩に会って悟りを開いて入信した方で、雛会式に並んでいた30数体の童子像は伝道修行のの道程を表したものと言われます。
この像は長年の痛みで朽ち果ててしまいましたが、現在は昭和34年の光明皇后(聖武天皇の皇后)の1200忌に寄進された52体がまつられています。
かつては日毎に童子の衣装を着せ換えていたのが今は彫刻でみられなくなってはいますが、さすがに国宝の本尊・十一面観音像の前に並んだ光景は壮観の一言です。
開催日 | – |
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場所 | 法華寺 |
住所 | 〒630-8001 奈良県奈良市法華寺町882 |
HP | http://www.hokkeji-nara.jp/ |
34.6917334 135.80825800000002
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