「秋の大茶盛式」は10月第2日曜日に西大寺にて開催されます。
「大茶盛式」という儀式は800年以上前に叡尊(えいそん)上人が八幡神社に献茶した一部を民衆に振る舞ったことに由来します。
重要なのはこの行事が「戒律復興」「民衆救済」と共に「一味和合」(同じ釜の飯を喰って和みあって結束を深める)の意味があり、毎年ローカルニュースで紹介される定番催しです。
「大茶盛式」は“春と秋に2度開催”と思っている人は多いのですが、実は年中行事などがない限り、年中受け付けています。
通常期は30人以上の団体のみの受付で、個人では参加できません。
拝服料は拝観料と合わせて1人1,000円ですが、春秋の大茶盛り式は3,000円で、通常期の方がお得です。
ただ春秋は人が多いので、逆に一般団体の受付はしていません。
手前の仕立ては直径30センチ、高さ20センチですから小荷物くらいの大茶椀に、それに合った水差しや茶筌が並びます。
その巨大な茶道具を僧たちは実に巧みに操って、これも見ごたえたっぷりです。
それに着物姿のうら若き女性達が、重さに両腕を震わして茶碗の中にすっぽり顔を埋める所作もとても微笑ましいものです。
開催日 | – |
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場所 | 西大寺 |
住所 | 〒631-0825 奈良県奈良市西大寺芝町1丁目1−5 |
HP | http://saidaiji.or.jp/event/p1.html |
34.693618 135.779526