コラム・豆知識

夏の“ほおづき”。その悲しい歴史

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鬼灯

奈良県天理市辺りで夏の頃作られる「道安宝珠喜(どうあんほうずき)」。
この時期の懐石料理にも使われる食用の“ほうずき”です。
ほうずきは漢字で書くと「鬼灯」とか「酸漿」と書きます。

「鬼灯」とは何か怖いような気がするのはなぜでしょうか。
これは鬼灯が日本の農家でお盆のころに盛んに作られたことと密接な関係があります。

実は鬼灯にはアルカロイドなどの毒性があり、鎮痛剤としての利用もされていたのですが、お盆の時期に作られたのは、「堕胎」の為でした。
この時期からお盆までは約3か月、この時期を過ぎるとお腹の子供は成長しますから、多忙を極める稲刈りの時に大切な働き手が1人いなくなります。

もちろんもし出産となれば、誰かは関わりますから人効率は落ちます。
そうなると米の収穫にも影響がでて家族が餓えることになるかも知れない。
そうなってはいけないからお盆の時期に鬼灯から抽出されたもので堕胎させなければならない。

お盆はそのボーダーラインだったわけです。
これは中条式堕胎法など広く利用された方法でした。

誰もが幸せに暮らしたいのは当然ですが、その為には米の収穫は不可欠なもので、各家庭でも苦渋の決断であったと思われます。
夏の日、鬼灯市に並ぶ綺麗な姿や、食卓を彩る姿に、私達の祖先が必死に生きた歴史を感じざるを得ません。

  • この記事を書いた人

中島聡


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